こんにちは！
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
このブログは皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
2020年位から変なウイルスの影響で、世の中がすっかり変わりました。
2020年には需要が急に拡大したことによって、
- マスク
- トイレットペーパー
- 消毒用アルコール
が不足する事態になりました。
マスクとアルコールはともかく、なんでトイレットペーパーまで無くったんだろう？
社会がパニックになるとトイレットペーパーを買うというのは、もはや日本の伝統芸です。
アルコールにはエタノールとメタノールがあるって聞いたんですが、どう違うんですか？
エタノールとメタノールは大きく違います。
間違えて利用すると大変危険なので、しっかり覚えていってください。
今回のブログはこんな人にオススメ！
- エタノールとメタノールの違いを知りたい人
- 消毒の正しい知識を知りたい人
- お酒で消毒できるか知りたい人
- 不安を感じやすい人
アルコールの種類
アルコールといっても、いろいろあります。
- 消毒に使うもの
- お酒として飲むもの
- 燃料として使うもの
しかし、それぞれ違いがあります。
アルコールという名称は、エタノールやメタノール、お酒等も含めた総称です。
消毒用に使われているものは、エタノールです。
エタノールは消毒用
純度100％のエタノールは無水エタノールといい、パソコン内部などの特殊な場所を掃除するときに使います。
通常、無水エタノールは手指消毒などには使えません。
消毒用エタノールと言われているものは、濃度が80％前後のものです。
濃度100％の無水アルコールは蒸発しやすすぎて通常の利用には適しません。
濃度80％前後のアルコールが消毒に向いています。
日本薬局方ではエタノール濃度は76.9～81.4％と定められています。
日本薬局方？
日本薬局方（にほんやっきょくほう）とは厚生労働大臣が公示している文書で、日本国内の薬品の基準を定めているものです。
国内で消毒用として利用されているアルコールは、濃度が80％前後のエタノールという事です。
メタノールは工業用
メタノールっていうのはどういうものですか？
メタノールは主に燃料として使われたり、接着剤の材料として使われています。
有害な物質でもあるので、人体には決して使ってはいけません。
劇物として指定されている位です。
「メタノールを飲んで体内を消毒する」というデマが広まってしまったこともありました。
実際に飲んでしまって死亡事故になってしまった例は世界中に沢山あります。
2020年3月にも各地で死亡事故がありました。
デマなので絶対に信じてはいけません！
怖いですね。。。
エタノールとメタノールは全然違うものです。
絶対に間違えないでください。
デマは流れてきたときには、デマという事に気付かないことが多いです。
社会がパニックになっている時の最新情報には、特に注意が必要です。
2022/7/30追記
残念ですが、インドでメタノール入りの密造酒を飲んでしまう事故がまた発生してしまいました。
メタノールとエタノールの違いは世界的な問題ですね。
お酒は？
一言でアルコールといってもエタノールやメタノール等、色々あるのですね。
お酒として飲まれているアルコールはエタノールです。
じゃあ、やっぱりお酒を飲むと消毒になるの？
通常では、お酒を飲んでも消毒になりません。
しかし2020年の消毒用アルコールが不足した時には、酒造メーカーの若鶴が消毒用エタノールを作り始めました。
酒造メーカー若鶴が作ったエタノール濃度77％の「砺波野スピリット77」は扱いとしてはお酒ですが、日本医師会によって手指消毒用エタノールが不足した場合には代用として使用しても良いとされました。
一応扱いはお酒だったので、酒税がかかってしまっていたのが残念でした。
Q. 殺菌、消毒に使えますか？
A. 当商品は消毒や除菌を目的に製造されたものではありませんが、消毒用アルコールと同等のアルコール分を含んでおります。令和2年3月23日付けで厚生労働省医政局より日本医師会へ、同年3月25日付けで日本医師会より都道府県医師会へ「高濃度エタノール製品の使用について」の案内がございました。その中に「手指消毒用エタノールの供給が不足していることから、医療機関等において、やむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替として用いることは差支えないこと」とされています。現在、高濃度エタノールの供給が不足している状況の中、当社は、アルコールを製造することができる酒造メーカーとして、この商品を製造供給することとしました。
若鶴のHPより引用
限定1000本の販売だったので、今はもう販売していません。
酒造メーカーには利益にはならない事は最初から分かっていたのに、社会のために無理して作ってくれていたんですね。
そういう企業は応援したいですね！
しかも売り上げの一部を感染拡大予防のために寄付していました。
よし！今夜は若鶴のお酒を飲むぞ！！
まとめ
ウイルスや感染症には気を付けないといけないのはもちろんですが、一番気を付ける必要があるのはデマです。
みんながパニックになっている時ほど、一度冷静になって考えましょう。
正しい知識をつけるには、こちらのブログもおススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
心が落ち着かなくなってしまっている方は、一度当院にご相談ください。
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