こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院です。
夏は暑かったり、湿気が多かったりして、体調管理が大変ですね。
そんな日々、睡眠時にエアコンを使っていますか?
「つけっぱなしは身体に悪そう」とか「タイマーで切った方がよさそう」と思っている人も多いと思います。
しかし近年の夏は夜になっても気温が下がりにくく、エアコンが切れたあとに寝室の温度や湿度が上がって眠りが浅くなったり、目覚めてしまう人も増えています。
厚生労働省の『健康づくりのための睡眠ガイド2023』では、睡眠不足は日中の眠気や疲労だけでなく、注意力や判断力の低下にも関係するとされています。
また、良い睡眠には睡眠時間という量だけでなく、「しっかり休めた」と感じられる睡眠の質も重要です。
このガイドでは、夏は冬に比べて睡眠時間が短くなり、睡眠効率も低下することが報告されていて、夏の寝室は「夜間を通じて涼しく維持することが重要」とも説明しています。
暑い夜は無理にエアコンは消さず、快適に眠れる環境を整える方が重要ということです。
睡眠には「体温」が関係している
身体の中心部である脳や内臓の温度を深部体温といいます。
深部体温は日中に高くなり、夜になると低下します。
深部体温がしっかり下がってないと、良い睡眠は取れません。
赤ちゃんは眠くなると手足が暖かくなりますが、あれは体内の熱を放出するためです。
暑くて湿度も高い状態だと放熱が正しくできず、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったりして、睡眠の質が低下してしまいます。
睡眠研究者の西野精治先生の著書『スタンフォード式 最高の睡眠』で、入眠直後の最も深いノンレム睡眠を「黄金の90分」としています。
最初の深い眠りが妨げられるだけで、その後の睡眠リズムにも影響し、トータルの睡眠も悪くなってしまうと説明しています。
暑さで目が覚めてしまうと、この大切な黄金の90分を失ってしまうかもしれませんね。
設定温度より実際の室温を確認しましょう。
エアコンの設定温度と、実際の室温は一致しないと思ってください。
重要なのは実際の室温です。
設定温度は目安でしかありません。
環境省の熱中症予防資料でも、温湿度計で実際の室温を確認することが勧められています。
汗をかいていたり、寝苦しかったり、夜中に目が覚める場合は設定を下げたりしましょう。
反対に寒いと感じた時は温度を上げ、掛け布団などで調整してください。
大切なのは設定などの数字ではなく、しっかり眠れているか?起きたときに冷えやだるさがないか?です。
風が身体へ直接当たらないように風向きを調整したり、就寝前に寝室を冷やしておくのもおすすめです。
タイマーとつけっぱなしはどちらがよい?
タイマーで数時間後に切れるような設定にしている人も多いと思います。
タイマーは便利ですが、暑くて目が覚めてしまうなら、弱めの設定で朝まで運転した方が質の高い睡眠を確保しやすくなります。
特に前述の黄金の90分をしっかり確保するために、タイマーは少なくとも2時間以上にしておいた方が良さそうですね。
「就寝1~2時間前の入浴で入眠までにかかる時間が短くなる」と厚労省も西野教授も報告しています。
ぬるめのお風呂で一度身体を温め、その後に熱が逃げていく流れを利用すると入眠しやすいのです。
逆に熱すぎたり、寝る直前だと逆効果になるってしまいます。ご注意ください。
そして、シャワーだけではこの効果は期待できません。夏も入浴がオススメです。
夏の睡眠と鍼灸治療
「鍼灸治療を受けた日はよく眠れる」と感じている人も多いと思います。。
鍼灸治療には自律神経をリラックスさせる効果があります。
自律神経は興奮モードとリラックスモードがあり、日中は興奮モード優勢、夜はリラックスモード優勢になるようになっているのです。
しかし現代では、このリズムが崩れてしまっている人がとても多く、そのせいで不調を感じている人も多数いらっしゃいます。
といっても、鍼灸で暑さや睡眠環境を解決できるわけではありません。
まずはエアコン、入浴、生活リズムなどを整えましょう。それでも疲れが抜けない、身体がこわばって眠れないというときに、身体のケアとして鍼灸を取り入れるのがおすすめです。
今年の夏は、暑さを我慢するのではなく、エアコンも上手に使って「最初の90分」をしっかり眠れる環境をつくりましょう。


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