毎年夏になると
- 「なんだかダルい」
- 「食欲がない」
- 「疲れが取れない」
という声をよく聞きます。
いわゆる夏バテですね。
もちろん夏バテという病名はありません。いわゆる俗称ですね。
病気じゃないのにみんなが感じる夏バテって、一体何者なのでしょうか?
今回は夏バテの正体について説明し、解決法、予防法もお伝えしていきます。
夏バテの原因は自律神経
自律神経の話はなんとなく聞いたことあるという方も多いと思います。
こちらのブログにもいくつも記事がありますが、復習も含めて説明していきます。
自律神経とは、心臓の動きや呼吸、消化などを意識しなくても、24時間休まずコントロールしている神経のことです。
そしてこの自律神経は体温調節にも重要な役割を担当しています。
暑い時には汗をかいて体内の熱を放出する。逆に寒い時は血管を縮めてなるべく放熱しないようにして、体内の熱を守る。
この切り替えを自律神経は常にやってくれています。
夏の自律神経はブラック労働
ここで問題になるのが、現代の夏の環境です。
外は40℃近くあるのに、室内は26℃。温度差は10℃以上。
外に出れば「暑い!ヤバいからすぐ汗を出さないと!」とハードに働き、室内に入れば「ここは冷えてるな。
血管を縮めないとヤバい・・・」と一気に逆の仕事を与えられます。
しかもこれを1日に何度も繰り返しているのです。
休む暇もなく次々に仕事が入ってくるので、当然疲れてきます。
疲れていても自律神経は休めません。
イメージとしては24時間マラソンみたいな感じですよね。
スゴイハードに走り続けるわけではありませんが、ジョギング程度だとしても休みなく走り続けていたら疲れ切ってしまいます。
しかも何日も連続ですからね。
これが夏バテの正体です。
だるさ、食欲不振、寝つきの悪さ、頭痛。全部自律神経が疲れ切ったサインなんです。
なぜ食欲がなくなるのか?
自律神経は消化もコントロールしています。
自律神経が疲れて副交感神経(リラックスモード)がうまく働かなくなると、胃腸の動きが鈍くなります。
さらに熱いとやっぱり冷たい飲み物が欲しくなりますね。
冷たい飲み物が胃腸に入ると、胃腸が冷えて消化機能が落ちることがあります。
胃腸が正しく働いていないと、先に食べたものがまだ胃腸に残ったままでいます。
胃腸に食べ物が残っていれば身体は次の食べ物を求めなくなるので、食欲不振になります。
夏になると「胃腸の働きが悪いな」って思う方も多いのではないでしょうか?
そして、食べない→栄養が足りない→さらに疲れる。
そんな悪循環になってしまうのです。
夏バテ対策には鍼灸
鍼灸治療は自律神経へ効果を出すのが得意です。
鍼灸治療を受けた日はよく眠れたり、お腹が空いたりというので実感している人も多いと思います。
自律神経には交感神経(興奮担当)と副交感神経(リラックス担当)がバランスをとって働いています。
現代人は普段から交感神経に偏ってばかりになっている(興奮状態・刺激過多)ので、副交感神経が上手く働けなくなっていることがよくあります。
そして暑い夏は更に交感神経ばかりが働かされてしまいます。
鍼灸治療は働きすぎている交感神経を休ませ、働きにくくなっている副交感神経をしっかり働かせるという効果が期待できます。
副交感神経が正しく働けば、胃腸の働きや体温調整機能が良くなります。
夏バテの解消にもってこいですね。
自分でできる夏バテ対策
鍼灸が夏バテに効果的とは言っても、日々の管理も重要です。
睡眠や食事、適度な運動(暑さ対策はしっかりして)などはもちろんとして、以下のことにも注意してみてください。
- 冷房は26~28度に設定し、外との温度差が大きすぎないようにする
- 冷たい飲み物を一気に飲まない(常温か、ゆっくり少しずつ)
- 暑くてもシャワーだけで済ませず、湯船に浸かるようにする(副交感神経が優位になる)
- 朝日を浴びる(自律神経のリズムがリセットされる)
夏バテだけじゃない。秋バテもある
ちなみに、夏バテは夏だけの問題ではありません。
夏の間に自律神経を酷使し続けると、涼しくなった秋になってから一気に不調が出ることがあります
秋バテともいいますね。
「夏はなんとか乗り切って、涼しくなったのに調子が悪い」という方、実は珍しくないんです。
夏の疲れは夏のうちにリセットしておくのが理想です。
涼しくなってから慌てるより、暑いうちからケアしておく方が回復も早いですよ。
夏バテは「体力がないから」ではありません。
自律神経が頑張りすぎているだけです。
だるさが続くようなら、我慢せず当院にご相談くださいね😊


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