こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
当院の鍼灸治療では、鍼に電気を流す手法を取り入れています。
一定のリズムで筋肉がピクピクと動くものです。
このピクピクさせる電気を低周波やパルスと言います。
- 「電気って大丈夫?」
- 「痛くない?」
と思う方もいるかもしれませんね。
ご安心ください。
使っている電流はごくわずかで、静電気より弱い位です。
なんでピクピク動くの?
そもそも電気を流して、筋肉が動くのって不思議じゃありませんか?
実は筋肉を動かそうとした時、脳や脊髄が電気で筋肉に命令を送っています。
脳や脊髄から神経を伝って筋肉に
「縮め!」
「緩め!」
という信号が送られています。
筋肉はその信号を受けて、収縮(固くなる)や弛緩(緩む)しているのです。
つまり、筋肉を動かしているのは神経から出る超微弱な電気信号なんです。
超微弱な信号で筋肉は動いているので、とても弱い電気信号で充分なのです。
普段は自分の意思で、この信号をコントロールしています。
パルス通電はこの仕組みを利用して、筋肉を騙して動かしているのです。
神経からの電気信号ではなく、外から電気を送って筋肉を勘違いさせて動かしているのです。
「縮め!弛め!縮め!弛め!」と電気信号を送り、筋肉を一定のペースで動かしてるということです。
なぜ「深いところ」に効くのか?
家庭用の物や整骨院で使う低周波治療器もありますね。
家庭用で気軽に使えるのはいいですね。
しかし皮膚につけるタイプのものでは、深部の筋肉に電気が届きません。
低周波は基本的にマイナス電極からプラス電極に電気が通るので、皮膚に貼った場合は、体の表面しか電気が通りません。
残念ながら、深部へは届きません。
特に特定の筋肉をピンポイントで狙うのは難しいです。
一方で鍼通電の場合、鍼はステンレスなので電気を通します。
つまり鍼の先から電気が出るので、皮膚越しと比べて圧倒的に深部に電気刺激が入ります。
技術のある鍼灸師であれば、狙った筋肉に鍼を刺して、そこに電気を流すことも可能です。
私の施術では、背骨近くの深い筋肉(マグロの中落ちの様な部分)に通電しています。
これらの筋肉は自分で意識して動かすことは難しいです。
パルス通電なら強制的に収縮・弛緩させることができるので、深部にある本当の痛みの原因を取ることができるのです。
このタイプの身体を鍛える器具もありますね。
これらも低周波を使用しています。
では効果はあるのでしょうか?
筋肉を鍛えるためには負荷(荷重など)が必要です。
低周波でいくら筋肉が動いても負荷はないので、筋肉は大きくなりません。
血行が良くはなりますが、筋肉を大きくするのは難しいと思われます。
ピクピクすると何がいいの?
ピクピクすると血流が一気に促進されます。
それはポンプ作用が働くからです。
筋肉が収縮すると、力が入って大きくなった筋肉は周りの血管(静脈)を押します。
そして弛緩すると押されて潰れていた血管が広がって血液が流れ込んできます。
この繰り返しがポンプのように作用して、血液を循環させてくれます。
静脈には弁が付いているので逆流することなく、一方通行で進んでくれるのです。
コリの原因は?
コリの原因になっているのは昔にできた小さな傷です。
治らないまま残っている傷が、周りの筋肉も巻き込んでしまって固くなってコリになっています。
コリがあると血流は悪くなってしまいます。
コリのせいで血流が悪くなっていると
- 白血球集まらない
- 栄養も届かない
- 老廃物もたまり続ける
のような状況が発生し、更にコリができていきます。
わかりやすい悪循環ですね。
この悪循環が原因になって、解決できないコリになってしまうのです。
パルス通電でポンプ運動が起きると、滞っていた血流が戻ってきます。
- 白血球が活発になり
- 栄養が行き渡り
- 老廃物が流れ出す
これらが発生し、「施術後に楽になった!」につながるのです。
自律神経にも効果が出るのはなぜ?
鍼治療では自律神経にもいい影響があります。
自律神経は心臓の動きや呼吸、消化、体温調節など、自分の意思では操作できない機能を24時間コントロールしている神経です。
「眠れない」「胃腸が不調」「イライラが止まらない」といった症状につながります。
鍼治療やパルス通電が自律神経に良い影響を出すには理由があります。
ひとつ目は鍼の刺激が神経系に伝わることです。
鍼を刺すと、その刺激は脊髄を通って脳に届き、自律神経の中枢にも影響が出ます。
交感神経(緊張)が落ち着き、副交感神経(リラックス)が優位に働くようになります。
他の刃物を刺したら、当然、真逆の反応が起きます。
自律神経が落ち着くのは鍼の場合だけです。
鍼を刺すと聞いたら身体は防御姿勢になリそうですが、不思議ですね。
ふたつ目は、全身の血流が改善することです。
パルス通電で筋肉のポンプ運動が起きると血流が改善されます。
血流が良くなると、自律神経のバランスを整えるために必要な栄養が神経にもしっかり届きます。
- 「なんだかポカポカしてきた」
- 「眠くなってきた」
- 「疲れが取れた」
- 「お腹が空いた」
- 「鍼を受けた日はよく眠れる」
これらの感想は、副交感神経が優位になっているサインです。
施術後に感じる眠気は、身体がリラックスモードに切り替わっている証拠なんです。
初めて受けるときは「ちょっと怖い」「勝手に動いて不思議」となりがちですが、慣れてくると「この電気が好き」となる人も多いです。
鍼通電には沢山のメリットがあるのでおすすめしていますが、電気が苦手な人は電気なしでも対応します。
無理せずお申し出くださいね。


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