心臓は働き者で不器用

自律神経・睡眠

こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。

心臓動いてますか?

あなたの心臓は今動いていますか?

もし動いていないという人はこんなの読んでる場合じゃありません✋️

心臓の動きを音で表すと「ドックン・ドックン」ですね。

実はこのドックンという音は2つの音が合体した音なのです。

  • 1つの音がドッ
  • 2つ目の音がクンです。

この2つの音を理解するためには心臓の構造を知る必要があります。

心臓の構造

心臓には4つの部屋(左心房、左心室、右心房、右心室)があります。

それぞれの部屋は働きが違います。

  • 左心房は肺から戻ってきた血液を左心室に送る。
  • 左心室は肺で栄養たっぷりになった血液を全身に送る。
  • 右心房は全身から帰ってきた血液を右心室に送る。
  • 右心室はその血液を肺に送る。

そんな働きがそれぞれあります。

血液の流れを簡略化すると、

肺→左心房→左心室→全身→右心房→右心室となります。

この様に部屋が4つあり、左心房と右心房、左心室と右心室は同時に動きます。

しかし心房と心室は同時には動いてはいけません。

もし心房と心室が同時に動いてしまうと、血液を送るために心房が収縮(縮む)した時、心室も縮んでいます。

それでは血液を送ることができません。

心房が収縮した時に心室が弛緩(緩む)でいるから送られた血液が受け取れるのです。

受け取る側が縮まってたら送れないのです。

そして心房が収縮した時の音がドッ、心室が収縮した時の音がクンです。

ところで心臓が動いた音と書きましたが、正確には心臓が動いた音ではなく弁が閉じた時の音です。

心臓の4つの部屋にはそれぞれ血液が逆流しないための弁がついていて、その弁が閉じた時に音がするのです。

心臓は不器用なヤツ

上述の通り心臓には血液がたっぷり入っています。

しかし心臓の重大な病気といえば心筋梗塞です。

心筋梗塞とはザックリ言うと、心臓の血管が詰まって心臓を栄養する血液が不足することです。

心臓の中には肺や全身から送られてきた血液が大量にあるのですが、心臓を働かせるための血液は周りの小さな血管からしかもらえません。

ほんの小さな血管が詰まっただけで命に関わる症状になってしまうのです。

詰まった血管に普段流れている血液とは比べ物にならない位大量の血液が心臓の中にあるのに、それは全然使えないなんてとっても不器用なヤツですね😅

いくら価値があるものでも自分が使えなければ意味がないなんて、人生を見ているみたいです。

心臓の動く仕組み

心臓の特徴はまだまだあります。

心臓には自動で動く仕組みが備わっています。

他の内臓も自動で動いてますが、大きな違いは心臓だけは脳からの司令がなくても自動で動き続けるということです。

他の臓器は身体から取り出したら動きを停止しますが、心臓だけは身体から取り出してもしばらく動き続けます。

カエルの解剖実験で心臓は取り出してもしばらくドクドク動き続けるのがその例です。

この様に心臓が自動で動き続けられるのは、心臓の洞房結節という部分が心臓に動き続けさせる電気信号を送っているからです。

この洞房結節からでている信号はだいたい1分間に100回、つまり心拍が100になるようなリズムです。

平常時の人の心拍は60~80程度、運動時は100以上になるのは、自律神経が心拍数を調整しているからです。

安静時は副交感神経が心拍を抑えて、運動時や興奮時は交感神経が心拍を上げるように司令を出しています。

自律神経が働かないと心拍は安静にしていても運動していても常に心拍数100になってしまいます。

それではゆっくりしているときも落ち着かないし、激しい運動したときには血流が足りなくなってしまいます。

それを防ぐために自律神経がしっかり働いてくれているのです。

自律神経を正しく働かせるためには鍼灸治療はとても有効です😋

鍼灸治療をご希望の方はぜひ当院に起こしください。

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