こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
今の社会では集中力がある人が評価されやすく、逆に集中力がないというのはダメな人みたいなイメージがありますね。
本当にそうなのでしょうか?
今回は集中力の真実についてお話しします。
集中力と拡散力
集中力の【集中】とは人が持つ注意を一点に集中させる事です。
反対に注意が一点ではなく多方面に向いてしまっている状態は【拡散】と言います。
脳のリソースは限りがあります。
その限られた資源(能力)を
- 一点に集中するのが集中
- 色々な方向に向けるのが拡散
です。
確かに学習や読書、作業、計算などをする時なら集中している時の方が生産性は高くなります。
逆に考え事をしたり、新しいやり方を探したりするようなクリエイティブな仕事をする時は拡散している方が良いアイディアが浮かびません。
集中していると良いアイディアを出すことはできません。
拡散力がイノベーションを起こす
新しい発見やアイディアで世界にイノベーションを与えた人は、この拡散が得意(拡散思考型で集中することが苦手)な人が多いです。
- スティーブ・ジョブス(アップル)
- イーロン・マスク(テスラ)
- 三木谷浩史(楽天)
- 似鳥昭雄(ニトリ)
- 堀江貴文(ホリエモン)
などが拡散思考タイプだと言われています。
自閉症スペクトラムとADHD
- 集中が強すぎる人と自閉症スペクトラム傾向
- 拡散が強すぎる人はADHD傾向
があると言われます。
先程名前を出した方達の中には「自分はADHD」だと公表している人もいます。
集中と拡散
集中と拡散は注意の方向が凸レンズと凹レンズの様に反対向きに進んでいると考えるとわかりやすくなります。
1つの所を見つめるのが集中、色々な所に目を向けるのが拡散です。
集中力がある事が良くて、集中力がないとダメという訳ではありません。
その時の状況に合わせて必要な方を使えるかどうかの問題なのです。
集中して作業する必要がある時は集中力を、アイディアが必要な時には拡散力をそれぞれ上手く使えるようになることが重要です。
ほとんどの人は一日中集中していたり、ずーっと拡散しているのではありません。
その時その時で集中したり拡散したりしています。
集中が必要な時には集中力を、アイディア出しの時は拡散力をうまく使えるようにしたいですね。
集中力が上がる方法・拡散力が上がる方法
集中力を発揮しやすくする方法を紹介します。
- 姿勢を正す(背筋を伸ばす)
- 独り言を言う
- 血流を上げる
などが有効です。
姿勢が良いと集中しやすくなります。
ある実験では背筋を伸ばしている人と猫背でいる人でグループ分けして、834から7を連続で引き続けるという計算(834→827→820→813・・・)をさせる実験をしました。
結果は背筋を伸ばしているグループの方が正確で早いという結果が出ました。
独り言も有効です。
作業中に作業に関係する独り言を言いながら行った方が、黙って作業するよりミスが1/4になったという実験結果が出ています。
独り言を言う事で自分を客観的に見ることができるからだと考えられています。
駅員の指差し確認などがこれですね。
血流を上げる事も有効です。
座りっぱなしより立ったり歩いたりして血流を上げた方が高い集中力を発揮できることも分かっています。
普段の身体のメンテナンスも大切ですね!
身体のメンテナンスは当院にお任せください!
拡散力を上げるには入浴が有効です。
拡散力を上げる方法も色々ありますが、手軽で効果の高いのは入浴やシャワーです。
入浴中に良いアイディアが浮かんだという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
せっかくの拡散力が高まる入浴ですから、スマホをいじったり動画を見てたらもったいないですよ。
拡散力も大切にしていきましょう!
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