優秀な脳ほど苦しみを感じる 脳が苦しみを産む理由をわかりやすく解説

心理・メンタル

こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。

赤羽
赤羽

今回はあなたの脳がとても優秀だというお話です。

こんなマニアックな鍼灸整骨院のブログを読もうと思った時点であなたの脳は間違いなくとても優秀です。
いつも見てくれてありがとうございます!
脳が優秀という事はもちろんメリットなのですが、時にデメリットにもなることもあるのです。

今回は脳は優秀が故にデメリットもあるという話です。

今回のブログはこんな人にオススメ!

  • 脳の仕組みに興味がある人
  • 考えすぎて疲れてしまう人
  • 嫌な予感がどんどん出てきてしまう人
  • 健康で楽しい日々を過ごしたい人

それでは早速いきましょう!

優秀な脳は諸刃の剣

今回のブログは鈴木祐さんの「無(最高の状態)」を参考にしています。

人の脳はとっても優秀だからこそ、苦しみの原因にもなる諸刃の剣でもあります。
その刃が自分自身も切りつけてしまうのです。
もしあなたが今苦しさを感じているなら、苦しみの原因は脳の優秀さが原因かもしれません。

何故苦しみが生まれるのか

現代人の脳が優れているのは、長い年月をかけて進化してきたからです。
進化とは生き残るのに有利だった特性が引き継がれていくということです。
バージョンアップするわけではありません。

赤羽
赤羽

ポケモンの進化とはちょっと違いますね。

生き残るのに有利だった特性の一つが悪い出来事をよく覚えている事、つまりネガティブであるという事です。

赤羽
赤羽

嫌な事を覚えているからこそ生き残れたのです。

大昔の人類で考えてみましょう。

昔の人類にポジティブ種族ネガティブ種族がいたとします。
それぞれの種族の仲間が目の前で大きな熊に食われてしまいました。
それぞれの種族がその現場を目撃しました。

ポジティブ種は嫌な事をすぐ忘れてしまいます。
そのため、次回熊に出会っても近づいて行ってしまい、食べられてしまいます。

ネガティブ種は過去の辛い出来事をいつまでも覚えているので、次に熊に出会っても決して近づきません。

そのような繰り返しが起きれば、どちらが生き残るかは明らかですね。
ネガティブ種族が生き残り、子孫を残して繫栄し、現代人につながりました。

このような進化の過程によって、現代人には基本的にネガティブ要素が詰まっています。

嘘を信じたから生き残れた

人類が生き残ったために役立った特性がもう一つあります。

それは虚構を信じられるという事です。

目の前で起こっている事だけでなく、聞いた話や噂、伝説を信じられるという特性は人類だけが持つ特性です。
恐らく誰も見たことが無い神様を信じられというのは、虚構を信じられるからです。
人間以外にはそのような壮大な虚構を信じられる生物はいません。

虚構(嘘)を信じられたから、辛い時でも明るい未来を考える事(虚構)で困難を乗り越えてきたのですね。

詳しくはこちらの書籍がオススメです。

脳は物語製造機

そのように進化してきた人間の脳はどんどん優秀になり、あっという間に超優秀な物語製造機になりました。

人間の脳は0.1秒で物語を作ることができるようになったのです。

一瞬で物語を作ることができる事によって、
森の茂みが動くのをを見たら

この先に危険な動物がいるかも・・・

とか
山の上から大きな石が転がってきたら

ここにいたら激突してしまう!

と未来を予測できるようになりました。
その能力がある事で人類が生き残る役立ちました。

キャッチボールをしている時にも

赤羽
赤羽

今のボールの勢いと方向だと、ここにボールが飛んでくるはずだ!

と予測する事でボールをキャッチする事ができるのです。

この物語製造機はとても優秀で、生き残るのにとても有効でしたが、たった0.1秒で作った物語が自分自身に「二の矢」を放ち、苦しめしまいます。 

二の矢とは? 

二の矢とは何か?

昔の戦争は矢を使って戦争していました。
飛んできた矢が当たった時、最初に刺さった矢は一の矢です。
その一の矢に続いて、二本目に刺さる矢が二の矢と言います。

現代では矢を使った戦争はありませんので、身体に矢が刺さる事はほとんどありません。
しかし、心には矢が刺さってしまうのです。

何かの病気になった時、その病気によって痛いや苦しい等の辛さがやってきます。

赤羽
赤羽

これが一の矢です。

この一の矢は犬やサルなど他の動物でも感じる感覚です。
生きていれば避けようのない痛みです。

しかし、人間にはすぐさま二の矢が刺さります

ここで言う二の矢とは

治らない病気なんじゃないか?

医療費はいくらかかるのかしら?

入院が長びいてしまったら、会社をクビになってしまうのでは?

等の不安が心に刺さることです。

更に、人によっては
「病気のままクビになって、お金が無くなって、住むところも無くなって、周りに誰もいなくなって、食べるものも無くなって・・・・」と
二の矢だけでなく、三の矢、四の矢と続いてしまう人もいます。

先程説明したように、脳は0.1秒で物語を作ることができます。
その優秀さのせいで脳はどんどん物語を作り、自分自身を苦しめていきます。

一方、シンシナティ大学心配事の97%は発生しなかったという調査結果を発表しています。

あっという間に頭に物語が出てきて、どんどん生まれ続けるのでいくらでも心配事は出てくるのですね。
100個心配したら3個くらいは発生しますが、97個は取り越し苦労になるという事ですね。

詳しくはこちらのブログで

まとめ

  • 人間は基本的にネガティブにできている
  • 脳は高性能で1秒以内に多くのストーリーを作る
  • 人間は虚構を信じることができる

このシステムがある事によって、一瞬でネガティブストーリーが浮かび、人の心には二の矢が打ち込まれます。

二の矢が来ることは本能であり、仕方ない事です。
でも余計な苦しみを感じないためには、今の苦しみが二の矢によるものだと知っておくことが大切です。

苦しみの正体がわかるだけでも、ちょっと楽になりますね。

一の矢は避けられない物でも、避けられる二の矢、三の矢を食らわないようにしていきましょう!

赤羽
赤羽

心に二の矢が刺さり過ぎて辛い方は、当院にご相談ください。
一緒に乗り越えていきましょう!

鍼灸 | 上井草すまいる鍼灸整骨院(下石神井) | 練馬区
上井草、下石神井にある、完全個室、完全予約制、完全個別対応の上井草すまいる鍼灸整骨院です。 他で治らなかった方もあきらめず当院にお越しください。 ぎっくり腰、寝違え、四十肩、五十肩、自律神経、不眠、交通事故等ご相談ください。

参考文献 鈴木祐 「無=(最高の状態)」

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