間違いだらけのwin-win 選択肢にNo Dealまで含めてる?~7つの習慣より~

心理・メンタル

こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。

赤羽
赤羽

最近ではwin-winという言葉が、日常で良く聞く言葉になりました。

詳しい意味は知らなくても、なんとなくポジティブなイメージでとらえている方も多い様に思います。

皆さんがよく使っているwin-winは本来の意味のごく一部です。

今回は本当のwin-winをわかりやすく紹介していきます。

今回のブログはこんな人にオススメ!

  • win-winの本当の意味を知りたい人
  • 人に尽くし過ぎてしまう人
  • 人間関係で疲れている人
  • 優しすぎる人

それでは早速いきましょう!

win-winとは

このwin-winという言葉は、スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」(1989年)で有名になりました。

言葉自体は1960年代からあったようですが、日本では1990年代位から使われ始めました。

win-winという言葉は

お互いに良いよね!

両方ともお得だね!

という感じの意味でよく使われています。

これが間違っているわけではないのですが、win-winは単独の言葉ではなく、「人間関係の六つのパラダイム」という枠の中の一つなのです。

赤羽
赤羽

パラダイムとはものの見方や捉え方という意味です。

六つのパラダイム

六つのパラダイムとは、

Win-win 自分も勝ち、相手も勝つ。それぞれの当事者が欲しい結果を得る事

Win-lose 自分が勝ち、相手が負ける

Lose-win 自分が負けて、相手が勝つ

Lose-lose 自分も負けて、相手も負ける

Win 自分だけの勝ちを考える。

Win-winまたはNo Deal Win-winの合意又は取引条件に至らなければ、取引しないことに合意する。

以上の6種類の事です。

赤羽
赤羽

Win-win以外はあまり聞いたことないですよね。

win-loseはなんとなく聞いたことあるよ。

「win-winを考えて行動しましょう。」という考え方の裏側には
「win-loseはダメ!自分の事ばかり考えちゃいけません。」という考えがあり、この二つはセットで使われてます。

あまり言葉としては使ってないけど、win-loseがある事は想像がつきますね。

しかし、それ以外の言葉はほとんど使われることがありません。

こういう考え方があるという事を知っておくだけでも役立ちますね。

人に尽くしてしまう

確かにwin-winは良いし、win-loseは良くないと思います。

しかし、私が良く感じているのは

赤羽
赤羽

win-winにしようとしすぎて、lose-winになっている人が多い気がします。

lose‐winとは自分が負けて相手を勝たせるという事です。

日本には謙虚な人が多く、

  • 譲り合いの精神
  • 持ちつ持たれつ
  • 共存共栄
  • お互い様

等という言葉が沢山あるように、ほとんどの人の考え方のベースがwin-winになっています。

赤羽
赤羽

特に私の院に通院してくれている人達は、その様ないい人が多いです。

そんないい人ほどwin-winではなく、lose-winを選んでしまう事があります。

相手を勝たせるために自分が負けを選ぶ傾向がある人が多いという事です。

赤羽
赤羽

確かにそんな考え方だから、みんなとってもいい人です。
でもそれは自分の身を削っているという事です。

どんなに大きな木も毎日少しずつ削って行けば、いつかは倒れてしまいます。

そんないい人達には、

赤羽
赤羽

ぜひ「win-winまたはNo Deal」も選択肢に入れてほしいです。

「win-winまたはNo Deal」というのは、

win-winを目指すが、win-winが成立しないなら取引しない。

という考え方です。

全ての事がwin-winになるわけではありません。
そんな時に仕方なくlose-winを選択するのではなく、
「取引しない!」という選択がある事を覚えておいて欲しいです。

Lose-winのデメリット

Lose-winは良い人そうに見えますが、本書では実は一番タチが悪いと書かれています。

それは、

lose-winは長期的なお互いの成果・成長を考えていないからである。

と書かれています。

本当に長期的な関係を考えるなら、自分が折れてばかりではいけませんね。

NOと言える人は一見冷たく見えますが、簡単にYESという人よりも本当はいい人なのかもしれません。

私はlose-winで良いの

と言って譲ってばかりの人は、人の為にはなっていません。

相手の事を思うなら時にNo Dealを選択し、断る事も必要です。

赤羽
赤羽

優しい人は人の事を考えて、厳しい選択もできる人
易しい人は自分の事を考えて、楽な選択だけする人

易しい人ではなく優しい人になりたいですね。

刃を研ぐ

最後にこの「7つの習慣」という本の中で私が一番好きな話を紹介します。

刃を研ぐ習慣です。

ある所に毎日忙しく木を切っているきこりがいました。

きこりは毎日朝から晩まで木を切っています。
毎日の重労働で身体はヘトヘト、ノコギリの刃もボロボロでした。

それを見たある人が

少し休んで、ノコギリの刃を研げば楽に切れるんじゃない?

とアドバイスしました。

しかし、それを聞いたきこりは

毎日切っても切り切れないほど木があるんだ。
休んで、刃を研ぐ時間なんかあるわけないだろ!

と言い、今日も疲れた身体を酷使して木を切り続けました。
刃こぼれだらけの切れないノコギリで・・・

現代日本にはこんなきこりたちが、アチコチにいる気がします。

赤羽
赤羽

あなたもちゃんと刃を研いでいますか?

仕事を効率よく終わらせることで、人生は豊かになります。

疲れた身体では、あなた本来の切れ味は出せません。

あなたの刃を研ぐために、身体のメンテナンスをしっかりしておきましょう!

鍼灸 | 上井草すまいる鍼灸整骨院(下石神井) | 練馬区
上井草、下石神井にある、完全個室、完全予約制、完全個別対応の上井草すまいる鍼灸整骨院です。 他で治らなかった方もあきらめず当院にお越しください。 ぎっくり腰、寝違え、四十肩、五十肩、自律神経、不眠、交通事故等ご相談ください。

ご予約お待ちしています。

参考文献 スティーブン・コーヴィー 7つの習慣

コメント

タイトルとURLをコピーしました