こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。
冬になると気になるのは肌の乾燥ですね。
肌の乾燥にも鍼灸治療は有効なのはご存知ですか?
顔への鍼治療が美容に効くのはもちろんですが、鍼灸治療が全身の皮膚を乾燥から守ってくれるのです。
今回はそんな内容をまとめました。
肌のお悩みがある人は必見です。
皮膚の解剖学
まずは皮膚の解剖学・生理学的な視点から簡単に説明します。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織からできています。
外界から体を守るとても重要なバリアとして絶対に必要な組織です。
もし皮膚がなければ人はあっという間に病原菌に侵されてしまい、重大な病気になってします。
火傷が命に関わるのは皮膚を失ってしまうからなのですね。
表皮
表皮とは角質層を含む最外層の組織です。
皆さんが肌と言って触っているのは主にこの部分です。
真皮
真皮とは皮膚の土台になる所です。
革ジャンなどの革製品などで使われているのがこの部分が多いです。
肌のハリと言われるのはこの部分の役割が大きいです。
皮下組織
そして皮下組織はその内側にある部分です。
実は皮下脂肪も皮下組織に含まれるのです。
脂肪も皮膚の一部って聞くとちょっと安心ですね😄
顔の鍼灸治療で肌がキレイになるのは、表皮にある角質のターンオーバー(入れ替わり)を早め、真皮を整えてハリを作るからです。
鍼灸治療で皮膚の状況が改善するのは顔だけではありません。
鍼灸治療を受けると全身の皮膚の状況は改善します。
当院に来院している方にも、鍼灸治療で全身的に皮膚状況が改善した人が多数いらっしゃいます。
自律神経が重要
皮膚状況を改善するためには自律神経が重要です。
皮脂の分泌や皮膚への血流が不足すれば、肌の状態は悪化するのは当然です。
また発汗も自律神経が管理しているので、過剰に汗が出てしまうと肌へ悪影響を与えます。
汗自体が悪いわけではありません。
しかし汗が乾いた後に細菌の餌となってしまって、それが肌荒れの原因になってしまうのです。
自律神経を整えておくことは肌の管理には重要な要素なのです。
肌荒れ、乾燥対策
一般的な肌荒れ、乾燥対策としては皮脂の落とし過ぎに注意してください。
熱すぎるお風呂や過度なゴシゴシ洗いは皮脂を落としすぎてしまいます。
皮脂の落とし過ぎはもちろん乾燥・肌荒れの原因になります。
手を洗うときもお湯だと手荒れしやすいので、水がおすすめです。
冷たくて辛いようでしたら、ぬるま湯までにしておきましょう。
温かすぎると肌荒れリスクが高まります。
石鹸は液体よりも固形石鹸がおすすめです。
詳しくは過去にブログで紹介していますので、よろしければご確認ください。
東洋医学では
東洋医学的な考えでは肌は肺経が主って(司って)います。
「肺は皮毛を主る」という言葉でよく表されています。
主る・司る(つかさどる)とは、東洋医学で管理することを表しています。
肺経とは解剖学でいう「肺そのもの」を指す言葉ではなく、東洋医学の「肺」は呼吸・皮膚・鼻・喉・免疫・水分代謝なども含めて体の働きをまとめた機能のグループです。
つまり肺経とはその働きに関係するツボが並ぶ経絡(ルート)のことです。
経絡・経穴とは
経穴が繋がってできたものが経絡です。
イメージとしては電車の路線図ですね。
経穴が駅、経絡が路線図にあたります。
先程紹介した肺経は胸の上部から手の親指の経穴がつながってできた経絡です。
もちろん肺経以外にもいくつも経絡はあり、それぞれにルートがあります。
主な経絡には
正経12経絡と奇経の中で重要な2つの経絡を合わせて14経絡と言われています。
整形12経絡とは
・陰の肝・心・脾・肺・腎・心包
・陽の胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
奇経で特に重要な2つの経絡
・督脈
・任脈
陰陽・表裏
陰と陽の経絡は表裏の関係になっていて、お互いに関係し合っています。
東洋医学の表裏は、紙の裏表をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
紙の表をキレイにしたい時に、どんなに一生懸命表をキレイにしても裏が汚かったらスッキリしませんよね。
そのため肺経へ効果を出すためには大腸経の活用も必要です。
鍼灸治療ではこの経絡の働きも使い、皮膚状況の改善を促しています。
皮膚が身体の状況を表す
また皮膚は体の状態を知るためにも役立ちます。
不健康な部分の皮膚には異常が現れます。
鍼灸師はその状態から症状の問題や原因を探っています。
- 黒ずんでいる
- 肌が荒れている
- そこだけ毛深い
- ハリがない
- 突っ張りすぎている
- その他他とは違う
異常の出方は様々ですが私たちはそれを身体が出しているメッセージとして受け取り、施術をしています。
余談:なんで手の皮膚だけふやけるの?
ところでお風呂に長く入っていると手足の皮膚がふやけることってありますよね。
他の部分はどんなに長く入浴していてもふやけることはないのに、不思議ではありませんか?
不思議ですよね?
手足の皮膚だけふやけてしまうのには理由があります。
もちろん諸説あります。(一つの理由で説明できる身体の機能はありません)
その中の一つを紹介します。
手足は大きな摩擦や圧力がかかることが多いので、他の部分よりも角質層が厚くなっています。
そして皮脂腺という油分を分泌する組織がほとんどありません。
結果、
- 角質層が厚いことで隙間が多く水分が入りやすい
- 皮脂が少なくコーティングされていない
これらの理由から手足の皮膚だけはふやけやすくなっています。
毎日目にしている自分の皮膚でも知らないことが沢山ありますね。



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