こんにちは!
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
2012年に小さな町でオープンした小さな完全予約制・完全個室の治療院で、一人ひとりにじっくり時間をかけて施術をしています。
健康の役に立つ雑学や知識をブログで紹介しています。
数年前から腸活や腸内フローラなんて言葉をよく聞くようになりました。
腸が大切だということは皆さんご存知だと思います。
でも腸のことって自分の体のことなのにあまり知りませんよね。
そこで今回は腸について少し解説していきますが、腸の話の前に消化器系について説明します。
腸は消化器系の中の一つ
消化器系とは食べ物を消化吸収するための臓器のグループのことです。
消火器系ではないのでご注意ください。
消化吸収の臓器なので
「じゃあ胃も含まれるのかな?」
「もしかしたら食道もかな?」
なんて思うかもしれません。
胃も食道(食堂ではありません)も消化器系ですが、それ以外にも口から肛門までを全て含みます。
そして消化液を出す臓器なども消化器系に含まれます。
消化器系には消化管と付属消化器があります。
消化管は
- 口腔
- 歯
- 舌
- 咽頭
- 食道
- 胃
- 小腸
- 大腸
があります。
そして付属消化器に
- 唾液腺
- 肝臓
- 胆嚢
- 膵臓
があります。
この消化管と付属消化器をあわせて消化器系といいます。
そして医学的には消化管の中は体外だと考えられています。
つまり胃や腸の中にある食べた物は体の中には入っていないということです。
「胃の中のおかず、体内を知らず」
と覚えたり、
人間を大きなチクワ
だと思うとイメージしやすいと思います。
小腸と大腸
小腸と大腸はそれぞれの中で細かく分けられています。
小腸は胃の方から順に
- 十二指腸
- 空腸
- 回腸
とわけられていてます。
大腸は小腸に続く部分で、小腸側から順に
- 盲腸
- 虫垂
- 上行結腸
- 横行結腸
- 下行結腸
- S状結腸
- 直腸
- 肛門
となります。
十二指腸潰瘍が有名なので十二指腸は聞いたことがある人も多いですよね。
でも空腸や回腸なんかはあまり聞きませんね。
同じ小腸なのに空腸潰瘍や回腸潰瘍などをあまり聞かないのは、十二指腸が胃のすぐ次なので胃酸過多だと胃酸が流れ込んでしまうためです。
実際に調べてみると、空腸潰瘍や回腸潰瘍などはかなり少なくほとんど発生しないそうです。
脳腸相関
内臓を管理しているのは自律神経です。
自律神経とはとくに意識しなくても、
勝手に自分で体を律してくれる(コントロールしてくれる)神経です。
自律神経は中枢神経(脳・脊髄)と連動し、内臓を自動調整しています。
脳や自律神経が内臓をコントロールしているというイメージは浮かぶと思います。
しかし腸だけはコントロールされるだけではありません。
脳が腸に命令しているのと同様に、腸も脳へ司令も送っているのです。
脳が腸に命令されるだけでなく、腸も脳に命令しているのです。
脳の一方的な命令だけでなく、腸からも脳に命令が行くことを脳腸相関といいます。
腸は脳、脊髄に続き3番目に神経細胞が多い器官です。
そのため第二の脳とも言われています。
発生学的には腸が脳よりも先に発生したとされています。
実際にヒドラなどの生物は脳を持っていません。
脳の代わりに腸が全身に司令を送って生きています。
人間でも腸の具合が悪いと脳に影響を及ぼし、脳の働きが悪くなって集中力が切れたりメンタルへ悪影響を及ぼしたりします。
それは気分の問題ではありません。
科学的に証明されているものなのです。
腸からは多くの神経伝達物質やホルモンが放出され、脳に伝わります。
それを受けた脳は全身に司令を送ります。
例えば幸福ホルモンと言われているセロトニンは全体の90%が腸で作られています。
腸で作られたセロトニンが脳に作用するわけではありませんが、脳以外の体中に影響を与えていて免疫や血流などに作用します。
脳はバカだけど腸はかしこい
腸は他の臓器と比べて自分で行動を決定することができます。
例えば脳は必要以上の量やカロリー、糖や脂質を欲しがります。
しかし腸は過剰に食べ物が入ってくると脳の司令を無視して排出します。
食欲に負けて食べすぎると、お腹を壊してしまうのはこの仕組みです。
脳がどれだけ食べ物を欲しがっていても、体が必要としていなければ腸が判断して排出するのです。
当院では自律神経を整えるためやストレスやメンタルの問題などを解決するためにお腹に鍼やお灸をしています。
それは腸にアプローチすることで、脳にも良い影響を出せると考えているからです。
脳に直接アプローチするのは難しいですが、腸には鍼灸でアプローチすることができますからね。
お腹の鍼灸が気になる方は治療のときにお申し出ください。



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