複雑骨折とはバラバラになった骨折ではない！　間違えられやすい骨の基礎知識

こんにちは！
上井草すまいる鍼灸整骨院の赤羽です。
上井草すまいる鍼灸整骨院は2012年に小さな町でオープンした小さな治療院です。
完全予約制、完全個室でじっくり時間をかけて施術をしています。
こちらのブログでは、皆様の健康の役に立つ雑学や知識を紹介しています。

赤羽

骨折したことありますか？

実は骨折にも種類がいろいろあります。
様々な分類がされている事を聞いたことありますか？

モチロン専門的な知識は必要ありませんが、一般の方も知っておいた方が良い事もあります。

今回のブログはこんな人にオススメ！

それでは早速いきましょう！

骨折の種類

このイラストは代表的な骨折一覧です。

左から横骨折、斜骨折、らせん骨折、粉砕骨折と言います。
まあ、こんな名前は覚えなくていいです。

一般的に骨折と言うと、左から一番目と二番目がイメージしやすいですね。

骨折はしたことないけど、ヒビが入ってたことがある。

ということを聞いたりします。
一般に言うヒビも不全骨折という骨折なのです。
ヒビが入ったらそれは骨折なんですね。

ヒビなら大丈夫だと油断しないで、きちんと治療をしましょう。

一番右のは複雑骨折じゃないの？

と思う人もいるかもしれません。

一番右のバラバラになっている骨折は医学的には複雑骨折ではなく、粉砕骨折や複数骨折と言うのです。

じゃあ、医学的な複雑骨折とは何か？というと、骨折して折れた部分が皮膚から突き出てしまったものです。

↑こんな感じで皮膚から折れた骨が出てしまうのが本当の複雑骨折です。

複雑骨折は皮膚から出た部分から感染のリスクがとても高まってしまいます。
非常に危険で、命にかかわることがありますので

赤羽

即、救急車を呼んでください。

他にも、実は気付いていないうちに足の小指とか背骨がいつの間にか骨折している事があります。
特に骨密度が低下してしまっていると骨はもろくなり、簡単に折れてしまいます。

小指の骨等はスポーツしている若者に多いです。
痛くても根性で我慢しちゃっている事があるので、おかしいと思ったら整形外科に行きましょう！

背骨のいつの間にか骨折は高齢者に多いです。
背中の丸まった高齢者の多くは背骨が折れてしまっています。

背骨は前側が弱く、後ろ側はちょっと強くなっています。
そのため後ろは折れず、前側だけつぶれてしまうくさび状骨折が良く発生します。

私は柔道整復師という資格を持っていますが、柔道整復師は実は骨折を治すことができる数少ない資格です。
ほねつぎと言われることもあります。

実際に骨折を治せる柔道整復師はとても少ないですが、ちゃんと存在しています。

実際に骨折を整復する（くっつける）ためには、レントゲンなどで骨の折れ方などを確認しないとなりません。
また、医師の指示・同意も必要になります。
いくら資格や技術があっても、いきなり整骨院に行っても設備が整わないので、柔道整復師が骨折を整復する機会は少ないです。

最後まで読んでいただき有難うございました。

骨折は治せませんが、その他のお困りごとは当院にご相談ください。